Brand-New My Life in Perth 〜since 2014〜

三十路にて遅咲き人生のスタート。人生はホンマ何が起こるかわかりまへん。

ちょっと考えさせられたこと。

日本人とはまるで逆で、スピーキングは出来てても英文法に苦戦する。
日本人にとったら十分羨ましいことだけれど向こうにとってはそうでもないのね。
隣の芝生が青いのは世界共通なんだわ。

発展途上国の人々の識字率が少ないんだね。特に女性。
宗教的背景から女性は社会進出があまり認められてなくて、ある程度の年齢になったら教育をストップさせられる国もあるほど。
そういえば戦前の日本だってそうだったよなぁ。宗教的背景じゃないけど。
そういえばアフガニスタンで女性の教育について一生懸命活動してた女の子が襲撃されたこともあったようだし。

今のクラスに入って徐々に馴染められるようになったのはとある女の子のおかげ。
彼女はアフガニスタン出身のムスリマで、素朴で真面目で素直で可愛くて日本にいればきっと嫁にもらいたい男続出するだろうという女の子。
彼女は祖国をどうも好きではないようで、考え方も保守的ではなく前衛的。
彼女の興味はC-Popアイドルやファッションなどごくごく普通の女の子。
服装もアフガニスタン女性の着るような真っ黒いのではなく、カラフルでおしゃれ。
ムスリマの基礎は守りつつ、彼女なりのファッションを楽しんでるのが見てとれる。
アフガン女性の正装とも言える真っ黒ファッション(ブルカ)について訊けば「ないない!!あれは着たくない!」と全否定。
彼女は日本にも大変興味を持っていて、特に日本の教育事情についてたくさん聞いてくれる。
それは何故かと思えばどうやら上記の背景によるものかと。
ご家族揃って学生であるということ、オーストラリアに来てそんなに時間が経ってないことをふまえるとおそらく彼女の保持ビザは難民ビザ。
国営の語学学校に通っていることから正規の手続きを終えて難民ビザを取得しているはずなのできっと祖国では裕福なほうだったのかもしれない。パスポート取るのにも大変だと聞くので。
話は戻りますがキラキラした目で色々聞いてくれるんだけど何と話せばいいのやら...(^o^;)
我々が(ムリヤリ?)当たり前に受けていたあの義務教育が彼女たちにとっては本当に羨ましいことなんだなーと実感。
平和な日本で勉強したり友達とお喋りしたり恋愛したり、はたまた早弁したり寄り道したり部活に勤しんだり、何気ないスクールライフが彼女たちには本当にキラキラして見えるのかもしれないな。
学生時代をヘラヘラ過ごしてた自分を振り返って反省。
めっちゃ勉強しんどかったけど勉強できることこそがありがたいことなんだよな。

ゲリラ戦や空爆の心配もなく、平和で安全な屋内で彼女たちもいつかそんな学生生活が送れたらいいなと心から思った。